海外駐在サラリーマンの社畜ブログ

海外駐在社畜サラリーマンによる、海外での働き方、現地での生活、お得な旅行、お金節約術、スキルアップ等を紹介。

飛行機遅れで、欧州ではお金や補償がもらえるお得な話し

飛行機遅れ

予約していたフライトが欠航、

または大幅に遅れた場合、

お金がもらえたり、ホテルの無料宿泊や、

飲食代が支払われる場合があります。

 

私自身も、フライトが大幅遅延した際に、

実際に航空会社に申請したところ、

日本行きでは600 Euro、

ポルトガル行きでは400 Euro

をもらうことができました。

 

しかも、ホテル代と飲食代まで

支払われました。

 

これは、欧州のEU規則261/2004で

定められている規則で、旅客の権利ですので、

飛行機が遅れたりキャンセルされた場合、

お金がもらえる場合があるのです

 

フライトの大幅遅れでショックを受けていたら、

遅れのお陰で、大変得をした

という経験があります。

 

知らないと損、知っているとお得な

EU法をご紹介いたします。

 

正直、航空会社からすると自ら教えたくない

内容ですので、こちらから言わないと補償も

お金も何も払われません。

 

フライトが遅れて損をしたと泣き寝入りせずに、

以下を読んで、しっかり航空会社に

請求しましょう。

飛行機遅れ お金

 

 

1. 適用範囲

まずは、飛行機遅れや欠航によるお金の補償等が

実施される適用条件から見ていきましょう。

 

(1) EU加盟国を出発する便、または

  EU加盟国の航空会社を利用して、

  EU国内に到着する便が対象。

(2)欠航の場合を除き、旅客が所定の時刻に、

 所定の時刻がない場合は、

 予告された出発時刻の遅くとも45分前に、

 搭乗手続きに現れていること。

(3)公示運賃を支払っての搭乗であること

(4)ただし、悪天候、政情不安、ストライキ

 保安上の危険、予期せぬ飛行安全上の問題

 を除く

 

2. 補填内容について

 

フライトがキャンセルや遅延になった場合、

航空会社から以下のサポートが受けられます。

 

(1)補償金: 以下3ご参照

(2)待ち時間中の合理的な間隔での飲食

(3)必要に応じたホテル宿泊

    (交通費を含む)

(4)短時間の電話/E mail代 2回分

(5)代替便の手配、もしくは購入金額の払戻し

 

3. 補償金について

一番うれしいのが、補償金ですよね。

補償金は、距離によって異なります。

(1)1500km以下  2時間以上の到着遅れで   250 Euro

(2)1501-3500km  3時間以上の到着遅れで 400 Euro

(3)3501km以上    4時間以上の到着遅れで 600 Euro

 

ただし、提供される代替便を利用した場合の

到着遅延が、予約便の予定時刻から

計算して

(1)1500km以下  2時間以下の到着遅れで   125 Euro

(2)1501-3500km  3時間以下の到着遅れで 200 Euro

(3)3501km以上    4時間以下の到着遅れで 300 Euro

 

つまり、半額分が補償されることになります。

 

4. 申請先について

 

これらの補償の申請先については、

チケット購入が航空会社からの場合は、

基本的に直接航空会社に請求することになります。

 

フライトが遅延やキャンセルになった場合は、

航空カウンターで、どこに申請すれば

よいかと聞いてください。

そうすれば、申請方法や申請先を記載した

紙をもらえます。

 

5. 申請する際の内容について

 

申請には、フォーマットが準備されている会社もあれば、

フォーマットがない会社もありますが、基本的には

氏名、コンタクト先、booking reference、

搭乗予定だった飛行機の詳細を記載します。

 

そして、EC regulation No261/2004にのっとって、

補償のリクエストをしているという旨を

記載してください。

 

6. 最後に

これらの内容は、

EU規約で各EUの航空会社に必ず対応しなければ

ならないと定められているものなので、

あなたも使わない手はありません。

 

詳細は、各航空会社のHPに記載されているので、

見て頂きたいのですが、上記はどのEUの

空港会社にもあてはまる規約なので、

一度請求を実施してみてください。

 

私個人の例でいうと、Lofthansa、Eurowings、

Britishairways、ANAはこれらの補償をきちんと

支払いしてくれました。

 

唯一対応してくれなかったのが、

Swiss airlineでした。スイスはEU国ではない

からなのかもしれませんが、、、

 

数百ユーロのお金がもらえるので、

試さない手はありませんね。

 

 以下の記事では、海外旅行でのお金を

どうやりくりすれば一番お得かを記載して

いますので、ご参考です。

 

sunreversehappy.hatenablog.com

 

以下はドイツの電車DBが遅れた際の

返金をもらえるお得な記事です。

 

sunreversehappy.hatenablog.com